総人口約 14 億人・・・中国はインバウンドとして非常に有望な市場です。訪日客数もコロナ前の水準に戻りつつある中国を対象に、茨城県の魅力を伝えるべく、インフルエンサー2名を招請。1泊2日で楽しめる秋の旬旅をSNSで発信しました。
リピーターに狙いを定め、体験&攻略動画を
まだまだ都心での買い物のニーズが多い中国人観光客に、茨城県への誘客を図るには、何度も日本に来ている「高リピーター層」へのアプローチが肝となります。そのため、まだ多くには知られていない、茨城県でしかできない体験を中心に、撮影行程を設計。また、SNSを通じてリーチした人たちが、自分だけのガイドブックとして保存してもらえるよう、自己投影しやすい攻略系動画を得意とするインフルエンサーに、撮影とSNS発信を依頼しました。
秋の茨城は「絶景」と「モンブラン」
11月中旬、高萩市にある花貫渓谷は木々が赤や黄色に色付き始め、中でも汐見滝吊り橋では渓谷からの涼しい空気を感じながら、インフルエンサーは様々なアングルで撮影に興じていました。さらに奥久慈まで足を運び、袋田の滝へ。日本三名爆の名にふさわしく、豪快な水流を間近に感じるダイナミックさ、色彩豊かな紅葉と滝のコントラストは、ここでしか体験できない価値ある観光コンテンツです。
秋を感じるグルメの代表といえば、笠間市の名産である栗を使ったモンブランです。道の駅かさまにある「モンブラン担々麺」や、石切山脈にある採石場の石畳で味わえるU-A Caféの「プレミアムモンブラン」、粉雪のように繊細に削られた栗がこんもりと盛られた栗のいえの「こぼれモンブラン」と・・・どれも独創的な一品ばかり。
他にも、りんご狩り(黒田りんご園)や、りんご風呂(袋田温泉 思い出浪漫館)で、秋ならではの茨城県を存分に体感しました。
人気インフルエンサーの発信力で茨城に旅する意欲をかきたてる
今回、茨城県に訪れたのは2名の中国人インフルエンサー。総フォロワーが約800万人にものぼるCorain君は上海在住ながら、30回以上も来日経験があり、もう1人の甘々(がんがん)は20~30代の親日女性に人気が高く、茨城県の大学に通っていいた経験もあります。共に日本の事情に明るく、訪日意欲の高い「高リピーター層」の中国人に支持されている旅行系インフルエンサーです。2日に渡る秋の茨城を、微博(weibo)、小紅書(RED)、抖音(Douyin)などのSNSだけでなく、Mafengwo、C-Trip など中国の大手OTA (Online Travel Agent)サイトでも、複数回にわたり発信しました。
撮影時の行程紹介
1日目:東京駅→日立駅、SEA BiRDS CAFÉ(朝食)→花貫渓谷&汐見滝吊り橋→黒田りんご園→弥満喜(昼食)→袋田の滝→袋田温泉 思い出浪漫館(宿泊)
2日目:国営ひたち海浜公園→駅の道かさま→U-Aモンブランcafé→庭カフェKULA→栗のいえ→友部駅→東京駅